学習指導要領の改訂により、「生きる力」や「学びに向かう力」など、従来の学力にとどまらないさまざまな非認知能力の育成が求められています。これはすでに入試形態の変化にも表れ、その変化は今後さらに拡大していくことになるはずです。一方、従来の学力とは異なる非認知能力の育成とその評価に苦慮されている学校は少なくありません。
では、その非認知能力の成長をいかに促し、生徒の成長を多面的に、そして適切かつ公平に評価していけばよいのでしょうか。
今回は生徒の非認知能力の育成に着目し、実践を重ねられている3校の先生を講師に迎え、これから求められる資質・生徒を育む具体的方策をご紹介いただきます。
今回ご紹介する生徒の可能性を広げるための複数の具体的方策は、選抜方式や試験問題が多様化する中、進路保障し、進学実績の向上を図るための新たな道筋のご提案にもつながると考えております。ご同僚の先生とお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
■セミナー概要
第16回 生徒の資質・能力の育成とその適切な評価の実現に向けて(福岡)
〜生徒の可能性を広げる指導と評価の実現〜
■日程
2022年11月26日(土)15:20~17:30(受付開始 14:50)
■会場
筑紫女学園中学校・高等学校 紫苑館3階
(福岡県福岡市中央区警固2丁目8番1号/地下鉄七隈線「桜坂駅」から徒歩約5分)
■内容
第1部:生徒の資質・能力を定量化する「Ai GROW」のご紹介
第2部:見えない学力の育成と評価によって明らかになった生徒の変容
講師:山田尚宏先生(筑紫女学園中学校・高等学校 教諭)
第3部:SSHによる生徒の強みと能力の変化
講師:後藤裕市先生(熊本県立宇土中学校・宇土高等学校 研究開発部部長)
第4部:生徒の資質・能力を高める行事や探究型プログラムの定量評価の実現
講師:林田龍之介先生(東明館中学校・高等学校 教諭)
第5部:Q&Aセッション
■講師の紹介
山田尚宏先生(筑紫女学園中学校・高等学校 教諭)
担当科目は地理歴史科、社会科。2003年より現任校に勤務、現在は中学2年生主任。同校の「総合的な探究(学習)の時間」の全体的なプランの立案、「Ai GROW」導入と活用・普及の推進に関わる。「Ai GROW」の結果を活用した学年運営に取り組んでいる。
後藤裕市先生(熊本県立宇土中学校・宇土高等学校 研究開発部部長)
担当教科は理科・生物。神奈川県公立高校採用、その後、熊本県公立高校採用を経て、2012年から現任校に勤務。2014年から同校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)研究主任として、探究活動のプログラム開発や探究型授業の開発を担当する。「生徒を学問の入り口へ案内する」ことを大事に、大学や企業、研究機関と連携したプログラムの構築に注力。教員向けセミナーや職員研修の講師、研究会の実践発表や公開授業などを通じて、探究を基軸とした教育実践の成果と課題を可視化することに取り組んでいる。
後藤先生の「Ai GROW」活用事例はこちら
林田龍之介先生(東明館中学校・高等学校 教諭)
中学3年学年主任、中学生徒会/ルールメイキングプロジェクト担当。中高サッカー部監督も務める。「中学生こそ探究」という考え方を軸に、PBL(課題解決型学習)を展開。現代の「経験値不足」を原体験により解決し、生徒たちが自律できる学校生活を目指し、伴走者となることを心掛けている。
■対象
・中学校・高等学校・中高一貫教育校の先生
・教育委員会の先生・ご担当者様
■参加費・定員
・参加費:無料
・定員:50名
■その他
・企業の方からの参加申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
・過去開催のセミナーレポート
・「Ai GROW」ご採用校の活用事例
・感染症対策の方針とお願いについてはこちらをご確認ください。