学習指導要領の改訂により、「生きる力」や「学びに向かう力」など、従来の学力にとどまらないさまざまな非認知能力の育成が求められています。これはすでに入試形態の変化にも表れ、その変化は今後さらに拡大していくことになるはずです。一方、従来の学力とは異なる非認知能力の育成とその評価に苦慮されている学校は少なくありません。
では、その非認知能力の成長をいかに促し、生徒の成長を多面的に、そして適切かつ公平に評価していけばよいのでしょうか。
今回は生徒の非認知能力の育成に着目し実践を重ねられる2校の先生と、非認知能力を含むさまざまな資質・能力を多面的に評価される総合型選抜入試の対策で実績を上げる先生を講師に迎え、これから求められる資質・生徒を育む具体的方策をご紹介いただきます。
今回ご紹介する生徒の可能性を広げるための複数の具体的方策は、選抜方式や試験問題が多様化する中、進路保障し、進学実績の向上を図るための新たな道筋のご提案にもつながると考えております。ご同僚の先生とお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
■セミナー概要
第17回 生徒の資質・能力の育成とその適切な評価の実現に向けて(大阪)
〜生徒の将来を見据えた資質・能力の育み方〜
■日程
2022年12月3日(土)15:20~17:30(受付開始 14:50)
■会場
AP大阪駅前ROOM APホールⅠ
(大阪府大阪市北区梅田1-12-12/JR「大阪駅」中央南口より徒歩約2分)
■内容
第1部:総合型選抜入試を活用して生徒の成長を促す
講師:川村一雄先生(教育系上場企業、キャリアデザインアドバイザー)
第2部:生徒の資質・能力を定量化する「Ai GROW」のご紹介
第3部:生徒のキャリア教育に紐づけるためのコンピテンシー評価の仕組み
講師:土谷啓介先生(追手門学院大手前中・高等学校 学習推進部部長)
第4部:探究型学習を通した学びに向かう力の育成とこれから担うべき学校の役割
講師:田澤秀信先生(関西学院中学部・高等部 高等部副部長)
第5部:Q&Aセッション
■講師の紹介
川村一雄先生(教育系上場企業、キャリアデザインアドバイザー)
武蔵野美術大学卒業後、大手大学受験予備校にて約7,000名以上の生徒たちの受験指導に関わる。その後、校舎責任者を経て、新規ブランド(総合型・学校推薦型対策)を立ち上げた。また、予備校や個別指導、映像予備校向けの総合型・学校推薦型選抜入試向けコンテンツ開発の責任者も務める。個人としては、高校での保護者会や講演会をはじめ、高校生対象のビジネスコンテストでの審査員や、高校生向けプロジェクト(杉並区教育委員会)の立ち上げメンバーを務めるなど、中学・高校生と社会をつなぐ活動にも精力的に取り組んでいる。
川村先生の総合型選抜に関する記事はこちら
土谷啓介先生(追手門学院大手前中・高等学校 学習推進部部長)
心理的安全性をキーワードにした生徒主体のアクティブ・ラーニング型の授業を実践し、コンピテンシーを高め合える集団づくりに生徒・同僚と奮闘中。2019年より探究責任者を務め、自己・他者・実社会と関わることを通して生徒の探究心に火を灯し、一人ひとりが自分らしい生き方・在り方のヒントを得られるようなプロジェクト・ベースの授業を展開している。
土谷先生の「Ai GROW」活用事例はこちら
田澤秀信先生(関西学院中学部・高等部 高等部副部長)
関西学院高等部副部長(担当教科は英語科)。2016年度より現職。2018年度まではSGH(スーパーグローバルハイスクール)、2019年度からはWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業の拠点校として文部科学省からの指定を受け、高大連携や社会とのつながりを軸とした独自の探究型カリキュラムのデザインに従事。「Ai GROW」の活用を通じて、教員・生徒ともに「コンピテンシーの成長を可視化することで、学びと指導の効果の実感を得られること」を目指している。
■対象
・中学校・高等学校・中高一貫教育校の先生
・教育委員会の先生・ご担当者様
■参加費・定員
・参加費:無料
・定員:50名
■その他
・企業の方からの参加申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
・過去開催のセミナーレポートはこちら
・「Ai GROW」ご採用校の活用事例はこちら
・感染症対策の方針とお願いについてはこちらをご確認ください。