各校、探究に加え、さまざまなテーマで課題研究に取り組まれている中、その成果を測る客観的な指標や成果を定量的に示すデータの獲得と活用に多くの学校・先生が課題感をもたれているようです。
また、教育データの利活用が叫ばれ、EBPM(証拠に基づく政策立案)に代表されるように教育施策の意思決定にエビデンスを重視する機運は高まっているものの、「そもそもデータの取得ができていない」「取得したデータをどのように分析・活用すればよいのか」というお声もよく伺います。
そこで今回は、探究型学習や課題研究の推進に教育データを利活用される3名の先生を講師に迎え、日頃の実践の目的や内容とともに、外部指標によって獲得できた客観的な教育データをどのように活用されているのか、具体的にご紹介いただきます。
現行の探究型学習や課題研究に関わる課題解決やこれからスタートされる新たな教育施策の安定と充実に向けたヒントをお持ち帰りいただけますと幸いです。ご同僚の先生とお誘い合わせのうえぜひご参加ください。
【同時期実施予定のセミナー】
2024年2月28日(水) 16:30~18:00
第26回 生徒の資質・能力の育成とその適切な評価の実現に向けて
~生徒の興味と可能性を引き出す探究学習の進め方~
■イベント概要
第27回 生徒の資質・能力の育成とその適切な評価の実現に向けて
~課題研究を安定・加速させる教育データの活用方法~
■日程
2024年2月29日(木) 16:30~18:00
■内容
第1部:教育活動の効果検証と教育データの扱い方
講 師:山名和樹先生(郁文館グローバル高等学校 統括主任・SDGs推進部主任)
第2部:教育データを用いた進路モデルの開発
講 師:後藤裕市先生(熊本県立宇土中学校・宇土高等学校 SSH研究主任・進路指導主事)
第3部:新時代に対応する人材を育むSTEAM型探究の加速に向けて
講 師:辻井伸文先生(三重県立上野高等学校 教頭)
第4部:Q&Aセッション
■講師紹介(講演順)
山名和樹先生(郁文館グローバル高等学校 統括主任・SDGs推進部主任)
米国の大学院卒業後、サウスカロライナ州の小学校にてスクールカウンセラーとして従事。日本に帰国後、東京都内の私立校でグローバル教育部長として勤務。その経験が買われ、現在は郁文館グローバル高等学校で統括主任として生徒に関わりながら、データに基づいた探究型学習の効率的な学びと教師の関わり方について独自に研究を続ける。2018年 パナソニック財団研究指定「国際協力教育におけるICT機器の効果的な活用に関する研究」、 2020年 日本私学教育研究所委託研究員「PBL型」国際協力授業における生徒達の主体性や対話を引き出すための言葉かけに関する研究、2021年 東京都私学財団委託研究員(特別加算対象)「ポストコロナ時代のオンラインを活用したハイブリッド型PBL学習形態の発展性と教師の関わり方に関する研究」など、多数の論文を執筆。
後藤裕市先生(熊本県立宇土中学校・宇土高等学校 SSH研究主任・指導主事)
担当教科は理科・生物。神奈川県公立高校採用、その後、熊本県公立高校採用を経て、2012年から現任校に勤務。2014年から同校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)研究主任として、探究活動のプログラム開発や探究型授業の開発を担当する。「生徒を学問の入り口へ案内する」ことを大事に、大学や企業、研究機関と連携したプログラムの構築に注力。教員向けセミナーや職員研修の講師、研究会の実践発表や公開授業などを通して、探究を基軸とした教育実践の成果と課題を可視化することに取り組んでいる。
辻井伸文先生(三重県立上野高等学校 教頭)
三重県立高等学校において商業科教員として勤務後、三重県教育委員会事務局高校教育課指導主事として勤務。文部科学省「地域との協働による高等学校改革推進事業」や、経済産業省「未来の教室実証事業」を担当し、県立学校の1人1台端末環境に向けたICT環境整備と、ICT教育に関する業務も担当。令和4年度は文部科学省「新時代に対応した高等学校改革推進事業(普通科改革支援事業)」を担当。令和5年度から三重県立上野高等学校に教頭として従事。
■対象
・中学校・高等学校・中高一貫教育校の先生
・教育委員会の先生・ご担当者様
※このような先生に特にお勧めです。
①課題研究活動などで教育データを有効活用したい先生
②各種教育活動の教育効果の検証に課題を感じている先生
③課題研究や事業の報告業務を効率よく進めたい先生
④研究開発などにおいて他校とつながりをもちたい先生
■受講料・定員
無料・100名
■受講環境
オンライン開催。Zoom(オンライン配信のプラットフォーム)を利用します。
受講可能環境:パソコン、スマートフォン、タブレット
■その他
・企業の方からの参加申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
・過去開催のセミナーレポートはこちら
・「Ai GROW」ご採用校の活用事例はこちら
■お申し込み
お申し込み受付は終了いたしました。
たくさんのお申し込みありがとうございました。