生成AIのことを聞かない日はないというくらい日常に浸透し、学校教育現場での活用についても模索され始めた昨今。中央教育審議会では「評価」への見直しの議論も行われている中、AI社会を生きる生徒たちに今、学校で何を身に付けてもらい、その到達度をどのように高めていけばよいのでしょうか。いずれにしても、あらゆる学びの「社会接地」がより重要になってくるはずです。
そこで、コンピテンシーの育成・評価を支援し続けこの度創業15年を迎えた弊社が、この課題を先生方とともに考える機会をご用意いたしました。現代社会の最前線をAIがどう変えているのかを知ることから逆算することで、学校で特に育むべきコンピテンシーや、それを支える評価のあり方について考えられると期待しています。
今回は、
・「最前線」を語るのにこれ以上相応しい方はいないと自信をもって推薦する、AIを活用した”業務革新家”ともいえるTANREN株式会社CEOの佐藤勝彦氏の基調講演を起点に、
・学校教育現場の最前線で評価やコンピテンシーに正面から向き合う先生方のお話を通して「学習者のための評価とは何か」を希求し、
・早くからデジタル時代の評価軸を探究し、直近では生成AIによる波及効果も検証をされている株式会社ネル・アンド・エム代表取締役の田中康平氏による総括を通して、
先生方と一緒に「AI社会から逆算した、評価とコンピテンシーのあるべき姿」を考える機会にしたいと思います。
人数限定ではありますが、万障お繰り合わせの上、ぜひご参加ください。
■イベント概要
【IGS15周年企画】
AI社会から逆算して考える評価とコンピテンシー
■日程
2025年8月18日(月)12:30~16:30(受付開始12:00~)
■会場
アクセス:JR中央線「武蔵境駅」から 徒歩3分
■プログラム内容
第1部:基調講演
AIが再定義する「学ぶ力」と「働く力」
〜来るべきシンギュラリティを乗りこなす「超独学術」〜(仮)
講 師:佐藤勝彦氏(TANREN株式会社 代表取締役CEO)
第2部:評価は誰のためのもの?「学習者を支援する評価」のために必要な考え方(仮)
講 師:髙木俊輔先生 (聖光学院中学校高等学校 教諭、アセスメントデザイナー)
第3部:コンピテンシーの成長と生徒理解を促進する教育データの活用(仮)
講 師:馳川祐子先生(大阪偕星学園高等学校 教頭)
第4部:コンピテンシーの成長を促す取り組みの今と今後の展望(仮)
講 師:木村剛隆先生(聖徳学園中学・高等学校 総合科主任)
第5部:クロストーク
第6部:生成AIで浮かび上がる評価の課題と解決の方向性(仮)
講 師:田中康平氏(株式会社ネル・アンド・エム 代表取締役)
※プログラムは一部変更の可能性がございます。
※プログラム終了後、会場を移し、講師と希望される先生方で懇親会を開催いたします。
■講師紹介(講演順)
佐藤勝彦氏(TANREN株式会社 代表取締役CEO)
生成AIエバンジェリスト 営業・販売員の育成ソリューション「TANREN」を提供。料理人からキャリアをスタートし、非エンジニア・英語力ゼロながら独学で生成AIを徹底的に使いこなし、自社の経営とプロダクト開発を加速させる。その実践知がSam Altman氏、OpenAI社の目にとまり、OpenAI社の日本イベントで日本のベンチャー企業として唯一事例紹介される。現在は全国の大手企業・中堅企業を中心に、AIを「使う側」から「創る側」への変革を促す講演・研修を精力的に行い、AI時代の新たな働き方と学び方を提唱している。
髙木俊輔先生 (聖光学院中学校高等学校 教諭、アセスメントデザイナー)
神奈川県の私立中高にて教員として13年間勤務した後、渡豪し、教育評価について専門的に学ぶ。メルボルン大学教育学大学院修士課程教育評価専攻修了。現在は聖光学院中学校高等学校で英語科教諭として働くかたわら、アセスメント デザイナーとして教育評価についての研修や、企業の教育プログラムに関わる評価制度の監修などを行なっている。Google for Education 認定トレーナーとしても活動中。共著書に『エンゲージメント×英語授業 「やる気」と「意欲」を引き出す授業のつくり方』(明治図書)。
馳川祐子先生(大阪偕星学園高等学校 教頭)
担当教科は国語科で、文部科学省検定済教科書(中学校国語)の編集協力委員なども務めた。東京、埼玉の学習塾や私立中高に勤務の後、宝仙学園中学校・高等学校で探究主任の他、生徒支援部長などを務め、今年度、現任校に教頭として赴任。生徒部長と企画開発グループ長も兼任し、問いと対話による生徒支援、生徒会によるルールメイキングを進める他、校内の社会連携チーム(ゼミやキャリアフェスの企画運営を担う部門)とカリキュラム開発チーム(授業改善や新しい授業づくり・授業案の作成を担う部門)の先生方の頑張りを支援している。
木村剛隆先生(聖徳学園中学・高等学校 総合科主任)
関西大学大学院総合情報学研究科にて教育工学分野でICTを使った新しい教育やプロジェクト学習の実践について研究。大学卒業後、新卒で屋久島の学校にて教育活動に従事した後、東京へ拠点を移し、現在の勤務校で3校目。聖徳学園中学・高等学校では総合科と情報科の教諭として、中高一貫の探究学習のプログラムの開発と実践に取り組んでいる。学外の活動としては、情報Ⅰの問題集を執筆するなど、「Adobe Creative Educator Innovator2025」のメンバーとして創造的な学びづくりにも参画。
田中康平氏(株式会社ネル・アンド・エム 代表取締役)
2000年より佐賀県を中心に、教育ICT環境整備やICT支援員事業等に従事。2013年11月、株式会社ネル・アンド・エムを設立。2014年4月、ICTスクールNELを開校。GIGAスクールなどの教育ICT環境整備のコンサルティング、人材育成、幼稚園・保育園から高校年代の情報活用能力の育成、学習理論を活用した授業改善の支援、探究やSTEAMカリキュラムの開発などを行っている。生成AIの教育利用では、学習理論を基盤とした質の高い活用方法を提案。教育情報化コーディネータ1級、大分県教育DX推進プラットフォーム・コーディネータ、文部科学省学校DX戦略アドバイザー、経済産業省「未来の教室」教育コーチなどを歴任。
■対象
・中学校・高等学校・中高一貫教育校の先生
・教育委員会の先生・ご担当者様
※このような先生に特にお勧めです。
・学校の垣根を越えて評価についてさまざまな先生と話したい先生
・評価についての知見を広げ、理解を深めたい先生
・生徒の非認知能力を伸ばす教育に力を入れていかれたい先生
・教育活動における評価設計や仕組みづくりを担当されている先生
■受講料・定員
無料・40名
※懇親会の参加を希望される先生は、イベント当日、受付にて懇親会費として5,000円頂戴いたします。
■その他
・企業の方からの参加申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
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