探究型学習の実践や大学入試の変化など学校を取り巻く環境が変わり、生徒の資質・能力とその成長の可視化の重要性が高まる中、全国各地に広がる「Ai GROW」。実際に活用されている生徒の皆さんは、どのように「Ai GROW」をとらえているのでしょうか。
本日は、2022年秋に香川県で初めて「Ai GROW」を導入いただいた大手前高松中学・高等学校の高校3年生の生徒さんにお話をうかがいました。学校外のプロジェクトに参加され、社会人や大学生と議論を重ねながら中高生向けの探究教材の作成に取り組んでいる生徒さん。「Ai GROW」の開発背景やコンピテンシーに関してとても熱心に質問されていた他、探究の課題や効果検証に関する問題意識をうかがい、社員一同非常に感銘を受けました!
生徒さん(右から二番目)の話を聞くIGS社員
🎤「Ai GROW」について
- 私は模試などで緊張してしまうのですが、「Ai GROW」の気質診断で「繊細性」が高く出ていたので「やっぱり」と納得しました。それが自分の気質と知り、うまく付き合っていこうと思うようになったことで、最近はあまり緊張が気にならなくなったと感じます。
- 外部と進めているプロジェクトで以前、「ロジックが足りない」と指摘されたことがあります。とても悔しくて、それ以来「論理的思考力」を高めようと努力してきました。その期間の前後で「Ai GROW」の受検結果を比較するとしっかり「論理的思考」のスコアが上がっていました。努力の成果が可視化されて、とてもうれしかったです。
- 「Ai GROW」で自分を知ることは大切ですが、もっと大切なのは、何のためにそれをやっているのかを考えることだと思います。「Ai GROW」ではスコアをもとにした「偉人タイプ」が表示され、結果を確認する時は自分がどの偉人だったかで盛り上がりますが、そこで終わってしまったらもったいない。自分に向き合うことや自分を俯瞰して見ることの重要性を考えて取り組むことが大切だと思っています。
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🎤友だちの評価を行うことについて
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「Ai GROW」は自己評価だけでなく、他者の評価を反映させているところがとても良いと思います。
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「Ai GROW」の相互評価後に行うフリーワードでの「強み評価」を先生がまとめて共有してくれたのですが、友だち自身の言葉で自分がこう評価されているということが分かり、とてもうれしい気持ちになりました。私も、友だちそれぞれの良いところを10個ずつ書きました。
- 友だちの評価をするときには、なるべく主観が入らないよう、その友だちの行動を具体的に思い出しながら評価するようにしています。
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🎤将来について
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教育にとても興味があり、現在も地元の企業と連携して行うプロジェクトに参加しています。社会人と大学生、私のチームで探究のプログラムを考え、中高生を対象に実施しています。大学でももっと教育について学び、将来は教育についての研究に携わっていきたいと思っています。
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お答えいただいた大手前高松中学・高等学校の生徒さん、ありがとうございました!
参加しているプロジェクトで作成されている探究プログラムの内容についてもディスカッションさせていただき、IGS社員にとっても探究の在り方について今一度考え、学びを深める素晴らしい機会となりました。
生徒さん(下段右から二番目)とIGS社員
IGSは今後も、「Ai GROW」をはじめとする各種サービスを通して、生徒の皆さんの成長と学びをサポートしていきます。