探究型学習の実践や大学入試の変化など学校を取り巻く環境が変わり、生徒の資質・能力とその成長の可視化の重要性が高まるなか、全国各地に広がる「Ai GROW」。実際に活用されている生徒の皆さんは、どのように「Ai GROW」をとらえているのでしょうか。
今回ご協力いただいたのは、福島県の聖光学院高等学校「進学探究コース」1期生の生徒の皆さま。同校は2022年度に学科再編を行い、今年3年生となった進学探究コース1期生は、目下、総合型選抜入試、学校推薦型入試に向けて準備を進めています。3年間「Ai GROW」を継続利用する中で、今、何を考え行動しているのか。実施したアンケート結果の一部に加え、担当される先生のコメントをご紹介いたします。
探究活動に力を入れたり、自分の強みを把握しているだけでは、説得力のある志望理由書や自己PRは作成できません。すでに実践されている生徒もいらっしゃいますが、「Ai GROW」でスコアの高い資質・能力と志望する大学・学部のアドミッション・ポリシーに明記されている資質・能力をリンクさせる必要があります。その上で自身の経験と結びつけることで、今後の成長可能性にも触れることができます。
自分自身をメタ認知することは簡単なことではありませんが、「Ai GROW」を自身の強みを言語化するためのツールとして活用いただくことで、自己分析できるだけでなく大学で求められる能力を意識的に伸ばしていくことにも繋がります。
進学探究コースでは地元の福島全体を学びの場として、地元地域の方々が「伴走者」となってご協力いただき、生徒は探究活動へ取り組んできました。今回の生徒のアンケートからは、「成績が不安定で悩んでいます」「評定平均をあげたいです」など、大学入試へと向き合う率直な心情も聞くことができました。
不安な心情を抱きながらも、今まで取り組んできた探究をはじめとした活動で培った経験と、「Ai GROW」で可視化された自分自身の強みを参考に、生徒は志望理由書・自己PRの作成に現在果敢に取り組んでいます。
生徒の取組みについて担当の三瓶先生は、「数値の上下を見るのではなく、数値時の自分を振り返り俯瞰することで、その時の自分を言語化し、強みに変える。すぐに言語化できない生徒に関しては教員と一緒に考える」と、まさに「伴走者」として「自走者」である生徒をサポートしています。
従来の学力面に自信が無くても、「Ai GROW」を実施し、自分の強みや成長を振り返り、高校生活での経験、実績と結び付けた魅力的な成長ストーリーを志望大学へ伝えることができる生徒が一人でも多く増えるよう、今後も「Ai GROW」を通してサポートいたします。
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