学習指導要領に応じた学習評価の実現を目指すだけでなく、生徒の多様な資質・能力の成長を促すことを目的に、非認知能力を定量的に把握し、そのデータをスクール・ポリシーの運用、探究型学習の評価や改善、面談などでのフィードバックに生かされる学校が増えています。
今回は、非認知能力研究の第一人者のおひとりである岡山大学の中山芳一先生を講師に迎え、生徒の非認知能力を伸ばすための環境づくりについてお話しいただきます。また、探究などを通して生徒の非認知能力を伸ばし、その成長を定量的に把握することで探究の高度化、面談の充実、業務負担の軽減などを実現されている先生から、日頃の実践やデータ活用の工夫などについて具体的にご紹介いただきます。
次年度を見据え、生徒の非認知能力の成長を促すために留意すべき点や不可欠な要素などを整理いただくとともに、複数の先行事例から非認知能力の育成・評価を実現するための具体的なヒントをお持ち帰りいただけますと幸いです。ご同僚の先生とお誘い合わせのうえ、ぜひご参加ください。
〇大阪開催:2023年12月9日(土)はこちら
■イベント概要
第24回 生徒の資質・能力の育成とその適切な評価の実現に向けて(東京)
~非認知能力を育むための環境づくり~
■日程
2023年12月2日(土) 14:00~17:00(受付開始 13:30)
■会場
TKP新宿カンファレンスセンター(JR新宿駅「新宿駅南口」から徒歩5分)
■内容
第1部:非認知能力を育む評価とフィードバックの重要性
講師:中山芳一先生(岡山大学 教育推進機構 准教授)
第2部:生徒の非認知能力を定量化する「Ai GROW」のご紹介
第3部:生徒の可能性を引き出す探究的な学びの指導と評価
講師:田村幹樹先生(青翔開智中学校・高等学校 探究部主任)
第4部:生徒理解の促進と自己肯定感の向上を支える非認知能力データ
講師:馳川祐子先生(宝仙学園中学・高等学校 共学部 理数インター 探究主任、生徒支援部長)
第5部:Q&Aセッション
■講師紹介(講演順)
中山芳一先生(岡山大学 教育推進機構 准教授)
岡山大学教育学部卒業後、当時は岡山県内に男性一人といわれた学童保育指導員として9年間在職。学童保育の研究が将来的な学童保育の充実に必要不可欠と確信し、教育方法学研究の道へ方向転換した。現在は、岡山大学教育推進機構の准教授として学生たちのキャリア教育や課外活動支援を担当するとともに、全学生必修の初年次キャリア教育の主担当教員も務める。そして、20年以上におよぶ小学生と大学生の教育経験から「非認知能力の育成」という共通点を見出し、全国各地で非認知能力の育成を中心とした教育実践の在り方を提唱。現在、幼児教育や小中高の教員、一般の児童・生徒や保護者を対象とした講演会の回数は年間200件以上、継続的にかかわってきた学校は校種かかわらず100校以上を数える。著書は『教師のための「非認知能力」の育て方』(2023年、明治図書)など多数。
▼中山先生の過去のセミナーレポート(2023年8月4日 岡山開催時)
https://blog.aigrow.jp/article/20230804part4
田村幹樹先生(青翔開智中学校・高等学校 探究部主任)
2006年より私立中高一貫校に勤務。探究活動を通した人材育成のカリキュラム開発に従事する。
2016年より同校で勤務し,探究を中心に据えた先進的な教育プログラムの開発と実践に参画。
2018年度に同校はスーパーサイエンスハイスクールに指定されSSH主担当として研究開発に取り組む。
新設10年目の同校の取り組みや探究活動の成果は,現在大きな注目を集め始めている。
馳川祐子先生(宝仙学園中学・高等学校 共学部 理数インター 探究主任、生徒支援部長)
現任校では探究主任の他、生徒支援部長を務める。担当教科は国語科で、文部科学省検定済教科書(中学校国語)の編集協力委員を務める。今年度は探究の授業のみを担当。東京、埼玉の学習塾や私立中高に勤務の後、現任校に着任して6年目を迎える。
▼馳川先生の「Ai GROW」活用事例記事
https://blog.aigrow.jp/case/0042/hosengakuen
■対象
・中学校・高等学校・中高一貫教育校の先生
・教育委員会の先生・ご担当者様
■受講料・定員
無料・80名
■その他
・企業の方からの参加申込は受け付けておりませんのでご了承ください。
・過去開催のセミナーレポートはこちら
・「Ai GROW」ご採用校の活用事例はこちら
※このような先生に特にお勧めです。
①主体性など生徒の非認知能力の成長を定量的に把握したい先生
②探究型学習の指導と評価に課題をおもちの先生
③推薦書作成含め学校推薦型選抜と総合型選抜の準備に課題をおもちの先生
■お申し込み
本セミナーの申し込み受付は終了しました。